引越しシーズン到来!部屋探しで気になる「おとり物件」ご存知ですか?
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今は11月前半、、、我が家は部屋探し真っ只中です!!
一般的に引っ越しが多いのは3~4月ですから、まだ少し早い時期じゃん!と思うかもしれませんが、早い人はもう動き始めています!!
年明けくらいから徐々に家賃が上がったり、礼金が上乗せされたり、、、高くても決まりますからオーナーさんも強気になります。
今はネットで何でも調べられる時代ですから、もちろん部屋探しもネットを利用するのが当たり前となっていますよね。
本当に便利な世の中になりましたね〜w
私は遡る事16年位前、、、不動産の賃貸営業をやっていたことがあります。
まだまだネットの普及がカンペキではない時代だったので、大変なお仕事でした。
ですが、、そのおかげでいろんな知識が身に付きました!
東京と神奈川でやっていたので、電車の路線にはかなり詳しいです。
駅名を聞けば「あー、あの路線のあの辺ね」とだいたい分かります。
今でもこれは本当に役立ってます。
路線以外にも賃貸物件のことなら普通の人よりは知識があるので、不動産屋さんに行くと嫌がられますw
普通の人だとひっかかっちゃう営業トークも経験者には嘘だとバレますからねw
ですが、先日ある不動産屋さんに行った際、おとり物件トークをされたのでびっくりしました!
まだこんな手を使ってるなんて!
そこで!!
よくある「おとり物件」について書いてみようと思いました。おとり物件を掲載しているのはほとんどが仲介業者です。
「仲介」とは、大家さんから依頼を受けた賃貸物件の入居者を広く募集し、さらに入居者を決定して賃貸借契約を結ぶまでの業務のこと。
引用:「管理会社」と「仲介会社」、どこが違う? [部屋探し・家賃] All About
何年か前からあまり見ない手口になったんだなー、と思っていたのですがまだ使っている業者があったことにビックリです!
実際に使われている手口をご紹介します。
私も当時は似たような手を使っていましたw
おとり物件とは?
実際にはすでに申し込みが入ってしまっているのにネット掲載されている物件ですね。
実際に存在しないものはさすがに掲載できないので、最初は空いていたということになります。
最初から嘘だったわけではないのです。
ただ、条件がいい部屋なんてそんなに滅多に出てくる物でもありませんから、決まっていても期限いっぱい掲載終了しないことがあります。
そういう物件に空室確認が入った時に実際は紹介できないのに「紹介可能ですよ」と案内するんですねー
これが「おとり物件」です。
ちなみに、私が賃貸の営業をやっていた頃はネットではなく本やお店の前に間取り図を貼りだしたりした営業でした。
本に掲載される物件は本物ですが、本が店頭に並ぶ頃には情報は古くなっているから空いている部屋なんてほとんどありません。
そして、お店の前に貼りだす物件はほぼすべてが架空の物件でした!
おとり物件しかありませんw
それでも問い合わせがあった際には物件はないのに「紹介可能ですよ」と言って来店させていました。
来店してもらったら、「消し」と呼ばれるトークで他の物件に誘導するんです。
自分でやっていても不動産屋さんって怖いなと思っていましたw
では話は戻って、、、次からはおとり物件の手口を見て見ましょう!
オーナーさんから受付をしてから物件案内するよう言われている
こんなことほぼ有り得ません。
入居するにはきちんと入居審査がありますから、物件を見るだけなのに名前などを確認するなんて効率が悪すぎます。
現地集合すればお互いにとって効率がいいはずですから、オーナーさんがこんなお願いはまずして来ないでしょう。
ただ、警戒することはありません!!
このトークの場合、おとり物件なのかは分かりません。
ただ単にお店に呼びたいだけの可能性が高いです。
物件が紹介可能だったとしても、現地集合すればその物件だけ見て、気に入らなければ帰ってしまう可能性が非常に高いです。
担当者は
それだけは避けたい!!
何とかしてでも決めてほしい!!
そんな気持ちでいっぱいです。
なので、一旦来店してもらい、希望条件などを聞いて他にも物件を紹介して3件くらいまとめて内見してもらおうという作戦です。
この場合、お客さん側にもメリットがありますので迷うことなく来店しましょう。
問い合わせした物件は「ありますよ!」と言われていたとしても、ないかもしれませんが。。。
定番のお店に誘う手口ですね。
管理会社やオーナーとの連携ミス
これ、実際に私が使われた手口です。
10時にお店に来店し、「内見可能か確認してるんですが担当者から折り返し連絡がまだ来ないんです。」と言われました。
折り返し連絡を待ってる間に他にもないか見てみましょう!
と言われ、物件をいろいろ紹介されました。
そして、出し尽くして2件ほどピックアップしたあたりで出てきたトークがこれです。
「オーナーさんが自分の知人の審査を勝手に通していて管理会社にも連絡していなかったから分からなかったんですが、昨日埋まったようです。」
はいはい、出たねー
この場合、おとり物件でお店に呼びたかっただけのパターンです。
ここからは担当者の腕の見せどころですが、本当に当たり外れあります。
ネットで検索するだけなのにと思いきや、紹介の上手い人と下手な人に分かれるんですよね。
上手い人に当たると魅力のない物件のなずなのに魅力的に見えちゃうから不思議です。
結局、私の場合は問い合わせしていた物件以上のものは見つからず終わりました。
その他よくあるパターン
定期借家契約
本当に定期借家だったら募集の際に備考欄に書いてあったりします。
おとり物件の言い訳に使う時には「半年の定期借家なんです。半年しか住めないのはキツイですよねー」とか言われます。
これが1年だと「それでもいいから見たい」と言われてしまう可能性もあるので半年とか断りそうな期間で言ってきます。
「1ヵ月しか住めなくてもいいから見たい!」とか言われてしまったらどうするんですかねー
言ってみたい気もしますが、、、時間のムダですねw
日当たり悪くてカビがすごい
これ、ネットに南向きとの記載があっても使える手口です。
「隣の建物との距離が近くて」や「窓の真ん前に貯水タンクがあって」などなど南向きって書いてあってもカビ部屋だと言われる事がありますからビックリですよね。
ちなみに、私は過去にベランダの真ん前に貯水タンクがある部屋に住んでいたことがあります。
本当に日当たりがなくカビが生えていましたw
会社の寮でしたがすぐに出ましたね。。。
大家さんがものすごく細かい人
これは本当の時ももちろんあります。
おとり物件で使う時は「門限がある」や「住人以外の出入り禁止」などのトークで使います。
「それでもいいから見たい!」と駄々をこねても見せてもらえなかったらおとり物件ですね。
ま、そこまでする必要はないですがw
まとめ
いかがだったでしょうか。
おとり物件は悪いことだとは思いますが、不動産屋さんもお客さんが来てくれないと仕事にならないのでしょうがないんですよね。
誰が見てもいいと思うようなお部屋はやはりすぐ埋まってしまいますから。
そして、おとり物件を使っている業者が一概に悪い業者とも言えません。
店に来てさえくれれば、あの手この手で物件を紹介してくれますから、お客さん側としてもお店に行くのは悪いことではありません。
今はどこの仲介業者に行っても出てくる物件はほとんど同じですからねー
でもやはり担当者の腕もあります。
軽快なトークで、気付けば予定していた家賃の上限以上の物件に決めてしまったけど大満足!!なんてこともあります。
この家賃じゃ、このレベルですよ。あと5000円プラスできれば、、、ほらこれすごく良くないですか?
なーんてトークにやられちゃうんですよねw
家探し、大変ですが自分の希望をブレさせないよう気を付けましょう!!!
あとは、仲介手数料半額キャンペーンなどをやっていたり、QUOカードをくれたりなどの不動産屋さんのサービスで決めるのもアリですね!!
初期費用を抑えるために家賃発生日の交渉をしてくれたりする担当者もいます。
火災保険を自分で契約するのも初期費用を抑えるのには有効です!
新生活に向けての部屋探し、、、ドキドキわくわくもありますが大変です!!
体力いりますよね。
ぜひ満足いくお部屋で新しい生活をスタートさせましょう!!!